女優・清水富美加の告白本「全部、言っちゃうね。」を巡り、ラサール石井の発言が「非常識」だとして非難の声があがっている。
石井は2月20日に出演した「バイキング」(フジテレビ系)にて、同書について「クオリティもあまり高くない」「言ってみれば小冊子」と批判。定価の価値がないと斬って捨てた。
ただネットで問題とされているのは、こういった告白本批判の箇所ではないという。テレビ誌のライターが耳打ちする。
「同番組で石井は告白本が書店にはなかったと語り、コピーを入手して読んだと語っていました。これは明らかに著作権法違反であり、本というコンテンツの軽視だとして、本を愛する人たちから非難を浴びているのです。これが映像や音楽だったとしたら、『コピーを観た、聴いた』との発言がいかに非常識なのかは誰にでもわかることですよね」
石井は番組内で「部数も刷ってない、売ろうともしていない」と指摘しており、告白本が市場に出回っていないことを問題にしていた。その考え方は尊重されてしかるべきだが、入手できないならコピーして読めばいいという理屈が成り立たないのは明らか。内容を批判したい余り、勇み足となってしまったようだ。
(金田麻有)