フジテレビ「ナースのお仕事」や「鬼嫁日記」、実写版「サザエさん」シリーズで主演を務めてきた女優の観月ありさが、4月スタートのドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」(フジテレビ系)で主演することが決まった。
今作で観月は、26年連続で連続ドラマ主演を務めるという記録を樹立した。
「櫻子さん~」は、太田紫織氏の同名のミステリー小説が原作。観月演じる九条櫻子は、美人で名家の令嬢でありながら“三度の飯より骨が好き”という変人で、骨格標本などを作る“標本士”の有資格者。また、素人ながら法医学の知識があり、類まれな頭脳と洞察力で難事件を解決していくというキャラクターだ。
この発表にネット上では「えっ? 櫻子を観月ありさ?」「原作の櫻子は、20代半ば~後半の年齢設定。40歳の観月じゃ歳が違いすぎる」など、原作とのギャップに異論を投げかける人や「観月ありさの記録更新のためだけのドラマ」など、あまり歓迎されていないようだ。
また、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)や、TBS系ドラマ「日曜劇場」といった裏番組が強力なため視聴率惨敗が続くフジ「日9ドラマ」は、女優・俳優にとっても鬼門。もはや「誰も引き受け手がいない枠」だと業界でも評判だ。
そんな逆境でも果敢に挑む観月。「タイトルに負けないようなインパクトのあるキャラクター“櫻子さん”を演じていきたい」と意気込んで見せるが‥‥。
まずは原作の櫻子との年齢という高い壁のギャップを、どう乗り越えるのか、注目したい。