ディーン・フジオカ「ジュノンボーイ落選」からの逆転成り上がりロード(2)“社長案件”として猛プッシュ

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 そんな妹よりも一足先に台湾に拠点をおいて、俳優活動をしていたディーン。福島県で生まれ、千葉県で育った彼は、父が中国生まれだったこともあり、日本語のほかに英語、中国語、インドネシア語を話すことができる。

「日本で無名のモデル活動をしていた頃は石田純一らが所属する事務所に所属していましたが、泣かず飛ばずだった。英語や中国語が話せた彼は活動の場を世界に求めて、留学生としてアメリカに渡り、06年に台湾デビューを果たした。現地では、高視聴率のドラマや話題の映画に出演しています。ディーンの本名は『藤岡竜雄』ですが、香港ではイングリッシュネームがないと活動に支障があり、そこで生まれたのが『ディーン』でした。ホームステイ先でそう呼ばれていたのが由来だそうです」(芸能プロダクション関係者)

 現在、ディーンはサザンオールスターズ、福山雅治、星野源らが所属する大手芸能プロダクションのアミューズに所属しているが、彼の潜在能力を引き出せたのは、事務所スタッフの先見の目が適格だったからでもある。

「11年からアミューズに所属することになったきっかけはスカウトです。アミューズには海外で活躍する俳優らを発掘するスカウト部があり、台湾でディーンの出演している作品を観た女性スカウトスタッフが『彼なら日本で通用する』と確信したそうです。すぐにディーンに接触し、本人を口説き落として日本に連れて来た。事務所の上層部も期待して、“社長案件”として猛プッシュ。社を上げて営業をかけた」(ドラマ制作会社スタッフ)

 すると、ディーンに待っていたのは数年前とは違う意外な反応だった──。

「数本の作品に出演しただけで、いくつものドラマや映画会社から事務所に問い合わせが殺到したそうです。若い頃にはなかった演技に幅が備わり、どんな役もこなせる。容姿もよく、使いやすいというのが起用された理由の一つだそうです」(前出・ドラマスタッフ)

 日本での俳優活動に確かな手応えを感じたディーンは、本格的に活動の拠点を国内に絞った。

「もともと、インドネシアや台湾に自宅があり、しばらくは仕事のたびに日本のホテルに滞在するという過酷な移動生活を送っていました」(前出・芸能プロダクション関係者)

 ディーンには日本での仕事を終えると、海外の自宅に戻らなければならない理由があった。まだ無名だった頃に出会った2歳年上で中国系インドネシア人の妻がいるのだ。

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