2月に韓国・平昌で開かれた四大陸フィギュアスケート選手権2017。日本からもおよそ4000人のファンが詰めかけたと話題になっているが、それに負けず劣らず、現地・韓国や中国のファンも大挙して押し寄せたという。原因はもちろん羽生結弦選手だ。
「羽生選手の行くところにはいつも人あり。韓国入りした仁川国際空港では100人以上のファンが取り囲み、公式練習にもファンが殺到。会場では選手の名前や顔をデザインした垂れ幕が飾られますが、羽生選手の垂れ幕は日本のみならず各国から色とりどりのものが飾られていました」(スポーツライター)
大会のエキシビションが終わった後のリンクでは、投げ込まれた花やプレゼントを拾うフラワーガールや若手選手が羽生を取り囲み、一緒の写真撮影をせがむシーンが見られた。
「羽生人気は、今の冷え切った日韓関係を超越しています。日本人ファンの間では、サポートするボランティアの配備が十分ではなく、言葉が通じなくて困ったという声も多かったのですが、そんな時に韓国人の羽生ファンが助けてくれたり、羽生を応援する同士として、日韓両方の客が一緒に喜びあう姿もあったり。日韓関係によい影響も与えるのではないかと思えました」(前出・スポーツライター)
羽生結弦の熱い演技が、日韓の間にそびえる厚い氷の壁を解かしてくれるかもしれない。
(芝公子)
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