歌手の和田アキ子が今月17日の深夜から、自身のTwitterアカウントを開設した。そのフォロワー数は1日を待たずして1万5000人を突破し、注目の高さからネットニュースでも報じられる事態となった。
和田が初めて発信したツイートは「ついにTwitterを始めました!」というあいさつ。その後、19~20日に開催された音楽フェス「氣志團万博2015」のリハーサル模様を写真付きで投稿。スマホの操作になれていないのか、「忘れてた。」「おこられた。」など、ややたどたどしい文章で綴られたそのツイートに、フォロワーからは「なんか可愛い」といった微笑ましいコメントも多数寄せられたのだった。
ところが、その一方で「誰が最初に怒らせるかな?」「最短閉鎖記録に期待します」など、あたかも和田がフォロワーのコメントにブチ切れて、「全面抗争」となることを期待するかのような書き込みも少なくなかった。
というのも、和田は今年8月に発売された「週刊女性」の「嫌いな女性有名人ランキング」や、6月に発売された「週刊文春」の「女が嫌いな女2015」で、共にダントツの1位にランクイン。今や「芸能界の御意見番」は“嫌われ者”と化してしまっているのだ。芸能ライターが話す。
「これまではこうした“耳の痛い”話は本人に届かぬよう、周囲のスタッフががっちりガードしてきたのですが、さすがに本人が直々につぶやくTwitterともなると、質の悪いネットユーザーの声も目に留まることになるでしょう」
ネット上では「ツイッターで世間の生の声をもっと聞いた方がいい」といった意見もあるようだが、前出の芸能ライターは「しかし和田は意外にも“スルースキル”は高いのではないか」と推測する。
「以前、歌手の鬼束ちひろが自身のTwitterで『あ~和田アキ子殺してえ。』とつぶやき問題となったことがありました。しかし、その際の和田の対応は冷静で『変わった人だよね。とにかく変わった人だから放っておこうね』と、それ以上の反撃をしなかったんです」(前出・芸能ライター)
実はネットのコメント欄にも「ああ見えて意外と打たれ弱そう」との指摘があり、案外、望んでいるような「大炎上」とはならないという見方も強いようだ。
かつて和田は事務所の後輩であるさまぁ~ず・三村マサカズに「お前はいろいろ問題があるらしいからツイッターというものを止めろ!」と注意したらしいが、意外とネットの「怖さ」も熟知しての、今回の“覚悟のアカウント開設”だったのかもしれない。
(佐藤マコト)