視聴者からの評価は高かったものの、いまひとつ視聴率は振るわず残念な結果に終わったのが、松たか子主演ドラマ「カルテット」(TBS系)。
それでもニンマリとしているのは、俳優の高橋一生と吉岡里帆だろう。
高橋は1990年にデビューしてから、これまでに出演したCMは8社。そのうち、今年から流れているのは4社で、すべて“チョイ役”ではなく主演級の扱いだ。そして、今年公開された映画「ゾウを撫でる」と「3月のライオン」にも出演している。
また、同ドラマで“目が笑っていない”悪女を演じた吉岡も知名度がアップ。昨年のCM契約は6社だったが、今年は、昨年からの継続も含め8社に増え、「京あるきin東京2017~恋する京都ウィークス」の広報大使も務めた。
芸能ジャーナリストは、2人の共通点について「確かな演技力」と言う。
「高橋の演技力の高さは言うに及ばず、13年デビューの吉岡も芝居のうまい若手女優として評価されています。会話劇のような手法を取った『カルテット』は、初見では難関な部分もありましたから、それ故に録画で数回見直す視聴者も少なくなかった。だからこそ強烈な印象が視聴者に残り、人気、知名度も上がったんだと思います」
俳優は、何と言っても“演技”が命。これからの2人の活躍に、さらなる注目が集まるのは間違いない。