3月第3週の映画興行成績が発表され、有村架純らの出演する「3月のライオン」が初登場7位の低空発進となった。人気マンガの実写化とあって注目度が高く、テレビCMも数多く打たれていたが、トップテンのうち7作品を占めたアニメ映画に観客を奪われた形だ。
同じ週には広瀬すずの主演映画「チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」も8位にランクイン。なんとか有村が上回ったものの広瀬のほうは公開2週目で、ターゲット層も近いことから、広瀬が有村の足を引っ張ったと見ることもできるだろう。そんな2人の因縁は去年から続いていると、映画ライターが指摘する。
「昨年も3月第3週に広瀬の主演映画『ちはやふる -上の句-』が公開され、初週4位と健闘したのですが、同日公開で有村がヒロインを務める『僕だけがいない街』(同2位)に負けてしまいました」
ちなみに広瀬の「チア☆ダン」は公開初週だった前週には4位をマーク。有村「3月のライオン」を大きく上回っており、2人の直接対決は1勝1敗と言った所か。ここで映画ライターが続ける。
「2人を比較するなら、主演作品同士で比べるのがフェアというもの。広瀬は『四月は君の嘘』の3位が最高記録なのに対し、有村は『ビリギャル』で2位の実績を持っています。しかも『四月~』では山崎賢人の動員力も大きく寄与していますから、主演女優としてはやはり有村のほうが上でしょうね」
広瀬に今後「ビリギャル」のような出世作が現れるのか、有村との熾烈な競争には今後も大いに期待したいものだ。
(金田麻有)