リオ五輪の競泳男子400メートル個人メドレーで銅メダルをとった瀬戸大也選手が、早稲田大学の卒業式に出席したことをツイッターで報告した。
「同い年で早稲田大学の人間科学部通信教育過程に在籍する羽生結弦選手が、世界選手権に出場のためにいないと知り『会いたかった』と話したそうです。瀬戸は大学4年でリオ五輪を迎えることを計算し、3年までに必要な単位をほぼ取得するという努力をして得た卒業ですから、感慨もひとしおだったことでしょう」(スポーツライター)
卒業式に出席できなかった羽生選手はカナダが拠点であるため、通信教育で大学生活を続けてきた。早稲田大学の通信はスクーリングがないもののレポートや提出物が多く、ハードなことでも知られており、入学したものの脱落する学生も多いという。
「昨シーズンはイベントの時に、レポートがあるので睡眠が2時間であることや、アイスショーの合い間にレポートに追われたことなどをコメントしていたこともありました。順当に行けば今年卒業ですが、その陰には人知れぬ苦労があったことでしょう。卒業資格を得たかどうかはまだ聞こえてきませんが、来シーズンが平昌五輪だということを考えると、羽生選手のことですから計画的に単位の習得を終わらせているのではないでしょうか」(前出・スポーツライター)
一説には、大学院進学を父と約束しているともいう羽生選手。スケートで頂点に君臨しながら、勉学にも全力投球という姿勢は、頭が下がるばかりだ。
(芝公子)