4月1日に放送されたNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」最終回の視聴率が、19.8%だったことがわかった。最終回での20%割れは約7年ぶりだという。
「近年の朝ドラといえば、視聴者から不評の声が多く飛び交っていた夏菜主演の『純と愛』や、土屋太鳳主演の『まれ』ですらも、最終回で20%を下回ることはありませんでした。今回のような大台割れは、2009年後期の倉科カナ主演『ウェルかめ』以来7年ぶり。そんななか『べっぴんさん』は、放送後も『物語が単調』『最後までモヤモヤが残った』といった辛辣な意見が目立っています」(テレビ誌記者)
今回「べっぴんさん」の脚本を務めた渡辺千穂といえば、ドラマ「戦う!書店ガール」(フジテレビ系)が一時視聴率3%台と大爆死していたため、放送前から一部視聴者の間で不安の声が上がっていた。それが今回の結果で、視聴者の悪い予感が的中してしまった形となった。
その一方で、彼女の夫であるフリーアナウンサー羽鳥慎一の番組は絶好調だという。
「羽鳥がメインMCを務める朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)はここ数カ月、同時間帯の民放でトップ視聴率だったことが先日、テレビ朝日から発表されました。そのため一部からは、『朝ドラの低迷が結果的に、夫の番組の視聴率をアシストすることになったのでは?』と皮肉の声が飛び交う事態となっています」(前出・テレビ誌記者)
好調だった朝ドラに急ブレーキをかけてしまった「べっぴんさん」。はたして今後、羽鳥の妻は脚本家としてヒット作を生み出すことができるだろうか。