有村架純主演のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」が4月3日スタートし、初回平均視聴率は19.5%と、「純と愛」以来9作ぶりに“大台”を割ってしまった。
今回ヒロインに選ばれた有村はオーディションなしでの選出だっただけに、局としても拍子抜けだったようだ。
「有村は2013年の『あまちゃん』で、ヒロインの母役・小泉今日子の若かりし頃を演じてブレイク。その後、映画『ビリギャル』で主演しヒットさせた。それらの実績を買われての抜擢でした」(NHK関係者)
有村だけでなく、オーディションなしでヒロインに抜擢された女優は少なくない。「ゲゲゲの女房」の松下奈緒、「おひさま」の井上真央、「梅ちゃん先生」の堀北真希、「ごちそうさん」の杏、「花子とアン」の吉高由里子らも実績を買われてのオファーで、その期待に十分に応えたのは周知のことだ。
一部では“数字を持っている女優”としてNHKが有村に白羽の矢を立てたとの報道もあったが、テレビ誌ライターはこう首を傾げる。
「『ビリギャル』はヒットしましたが、その後、有村が主演を務めた月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)は、平均視聴率9.7%と惨敗。映画にしても、原作がベストセラーだった『ビリギャル』以外の主演作は残念な結果に終わっている。いったいどこから“数字を持つ女優”という話になったのやら‥‥」
さて、“ビリギャル”のごとき大逆転で、国民的女優の仲間入りなるか?