4月4日、前日にスタートした朝ドラ「ひよっこ」(NHK)の初回視聴率が、19.5%だったことがわかった。朝ドラの初回としては、12年後期の「純と愛」以来9作品ぶりの20%割れ。前期の「べっぴんさん」のラスト1カ月が各週平均で20%を割り込む尻すぼみだったため、結果としてその影響を受けた形となった。
「ドラマの内容には、概ね視聴者は満足しているようです。しかし、キャストのなかには見覚えはあるものの一般的にあまり名前を知られていない役者や、若手の役者が多く、比較的地味。最初から見続ける人はともかく、途中から見始める視聴者は入りにくいかもしれません」(芸能ライター)
そんな今回の作品を、有村架純と“並走”して支えるのが、ナレーションの増田明美だ。
「初回の冒頭、いきなり『おはようございます。増田明美です』と自己紹介から入ったのにはひっくり返りましたよ。第2話では峯田和伸演じる主人公の叔父が登場すると『朝ドラには変なおじさんがよく出てきますよね。何ででしょうね』とツッコミ。ドラマの展開を手助けする、いわゆるナレーターとは違い、視聴者側に立ったコメントを盛り込んでくるのです。ネット上には早くも『増田明美のナレが面白い』『第三者目線(笑)!』『トリビアを突っ込んできそう』など、期待を込めた意見が書き込まれています」(女性誌記者)
マラソン中継同様の細をうがつ名調子で“ナレーション芸”を確立するか。