最近、都内を中心に全国各地で増えている「ブックカフェ」。大手書店でも、カフェを併設するところは増えており、オトナの新たなくつろぎスポットとして、昨今注目を集めています。
ブックカフェとは、店内に商品として並べられた本を、コーヒーなどを楽しみながら自由に読めるという「書店」と「カフェ」が融合したお店のこと。気になるけど、買おうかどうか迷う‥‥という本をゆっくり読むことができるし、面白かったらもちろん購入することもできるんです。
また、商品ではなく店の蔵書として自由に読める本が置かれているなんていうカフェもあったりと、最近ではいろんな形態のお店が増えてきているようです。
今回は、そんなブックカフェの中でも、「知ってると通」な感じのする面白い店舗をいくつか紹介しましょう。
■BUNDAN COFFEE & BEER(駒場東大前)
「日本近代文学館」の中にあるカフェ。店内には日本文学の有名作品から稀少本まで、約2万冊が並びます。コーヒーなどのドリンクには「芥川」「寺山」「鴎外」など、日本文学史に名を残した面々にちなんだ名前が付けられているのも面白いですね。
■アール座読書館(杉並区)
店内には鉢植えの木々や水槽が置かれ、都会の中にいながら自然に囲まれて読書できる空間。テーブルや椅子・ソファも席によって様々で、自分のくつろげる場所を選ぶことができます。蔵書も文学から写真集・画集、旅行書など豊富な品揃えです。
■東京天狼院(池袋)
店内にはこたつ席やソファ席があって、自宅気分でくつろげます。読書会や英語教室などのイベントなども多数開催されていて、文化的趣味でつながれる仲間と出会えるのも嬉しいですね。
■気流舎(下北沢)
古書を扱うカフェ・バー。1年がかりで手作りしたという内装・外装は、木の温もりに溢れ、ほっこり落ち着けます。店内にはロフトもあり、隠れ家的な雰囲気。扱う本は「カウンター・カルチャー」。
■HEIMAT CAFE(武蔵小山)
「HEIMAT=心の郷愁」をテーマに、古典文学や写真集、絵本などさまざまなジャンルの蔵書が約1000冊並ぶカフェ。フードメニューも「宮崎県産 森林どりのハーブロースト」や「自家製デミグラスソースのハンバーグ」など、本格的な料理が豊富にあって、お腹も満足! 古書の買取も行っています。
あなたもお気に入りのブックカフェを近所に見つけて、秋の夜長を楽しみつつ、知性を磨いてみてはいかがですか?