日本のフィギュアスケート人気を牽引してきた浅田真央選手が4月10日、自身のブログを更新し「引退」を発表した。
この報に際しネット上では「たくさんの感動を届けてくれてありがとう。長い間、本当にお疲れ様でした」「貴女の笑顔に癒されました」「真央ちゃんの演技で何度も感動しました。今まで本当にありがとう」など、労いと感謝の言葉で溢れた。
スポーツライターは「ドラマチックな選手だった」と話す。
「5歳からスケートを始めた浅田選手は、姉の舞さんとともに美貌と実力を兼ね備える美人姉妹としてフィギュアファンの間で有名でした。そして2004年~05年のシーズンで出場したジュニアグランプリに3戦全勝し、圧倒的な強さでジュニアデビュー。翌シーズンにはシニアに進出。いきなりグランプリファイナルで優勝を果たし、06年のトリノオリンピック出場の期待が日本中に高まりました。ところがISUの定めた“五輪前年の6月30日までに15歳”という年齢制限にわずか87日足りず出場できなかった。
次のバンクーバー五輪(10)ではライバル、キム・ヨナに次ぐ銀。記憶に新しいのが14年のソチ五輪ですね。ショートでまさかの16位発進したものの、フリーで自己最高の142.71点をたたき出し、涙のフィニッシュ。順位こそ6位に終わりましたが、プルシェンコやジョアニー・ロシェット、ミシェル・クワンらかつてのメダリストたちから『キミは戦士だ!』『なんてファイターなの!』『この演技を一生忘れない』など、心が震えるコメントが次々に寄せられました。浅田選手がこれまでフィギュア界に残した功績は世界中でたたえられるでしょう」
選手生活を終えた浅田選手が、次はどんなドラマを見せてくれるのか楽しみにしたい。