みなさんはこの春、満開の桜を楽しみましたか? 地域によってはこれからという人もいることでしょう。
咲いたと思ったら、あっという間に散ってしまう桜ですが、実はその花には美容や健康効果がぎっしり詰まっているんです。
まずはその香り。お花見をしていてもその香りを感じることはほとんどないと思いますが、市販の桜花漬をお風呂に入れると、ふわりと甘い香りが漂います。それが桜の花の香りです。
この桜花の香りにはクマリンという成分が含まれていて、これにリラックス効果があるとされています。また、二日酔い防止や、血圧を下げる効果を唱える人もいるんですよ。
桜の花から抽出されるエキスには、肌のシミやくすみの原因となるメラニンが生成されるのを抑制する働きや、コラーゲンの生成を促す働きがあります。
また、抗糖化作用という働きもあります。これは、加齢や乱れた生活習慣によってできる悪玉菌を含んだタンパク質が、糖と結びついて老化促進物質をつくるのを妨ぐという働きです。
その他、桜花は江戸時代から、肌荒れや炎症を抑えるための民間薬としても使用されていたそうです。
これらの桜の花の美容効果にあやかるなら、桜花漬にお湯を注いで桜湯にして飲んだり、桜の花のエキスを使った化粧品を使ったり、アロマオイルを使うのも手です。
美しい桜をお花見だけで終わらせてしまうのはもったいないので、ぜひ自身の美容のためにも、いろいろ試してみてください。