フィギュアスケート選手・浅田真央の電撃引退発表を受け、マスコミ各社は一斉に報道。その衝撃は波紋を広げ、フィギュア界のみならず、他スポーツ選手をはじめ各界から驚きとねぎらい、そして感謝の言葉が寄せられている。
そんななか、注目を集めているのが浅田真央への「国民栄誉賞待望の声」が上がっているという報道だ。国民栄誉賞の規定が「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」とあり、浅田は五輪ではバンクーバーの銀メダルが最高成績であったものの十分これが当てはまる、というのだ。
「さすがにこの報道には、批判の声が殺到しています。もちろん、浅田の人気や功績を否定するものではなく、国民栄誉賞の乱発を危惧する意見です。浅田がもらえるのであれば、柔道で五輪3連覇の野村忠宏はなぜもらえないのか。体操の内村航平は? 金メダルだった荒川静香は? ノーベル賞受賞者は? となるのです。ただでさえ、時の総理大臣の人気取りに利用されていると揶揄される国民栄誉賞ですからね。乱発は受賞者の輝かしい栄光をも曇らせることになりかねません」(週刊誌記者)
日本にたくさんの歓喜と感動を与えてくれた浅田は現在26歳。まだまだ長い今後の長い人生で、たくさんの“金メダル”級の幸せが訪れることを願ってやまない。