4月12日放送の人気ドラマシリーズ「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日系)の初回が放送され、11.5%の高視聴率だったことが13日、わかった。主役を務めてきた渡瀬恒彦さんが3月14日に亡くなりリーダーを失った9係だが、培ってきた抜群のチームワークでこのピンチを乗り切るようだ。
ドラマでは冒頭に、渡瀬さん演じる主人公の加納倫太郎が特命を受け、不在となるところから始まった。もちろん、渡瀬さんは撮影に参加しておらず、過去に放送されたシーンを使っている。その後も9係メンバーの回想シーンで、倫太郎の在りし日の姿が流れた。
「今回の放送に、ネット上では『回想シーン、まじ泣けた』『まだ渡瀬さんがいないことが信じられない』『やっぱり9係は渡瀬さんがいないと』など、名優不在を寂しがる声ばかりです。ドラマの感想も、大黒柱を失った違和感を指摘する意見が多いですが、『渡瀬さんの分まで盛り上げていこうという空気を感じた』『みんなで頑張っている感がすごかった』など、今後に期待を込めた言葉も。9係はメンバーにアクの強い役者が多いのも特徴です。キャラクターを変えない程度に彼らの個性を活かせれば、渡瀬さんファンも納得のドラマになるのではないでしょうか」(芸能ライター)
ボスの不在をメンバー全員で補って、これまでの作品に負けないドラマを見せてほしいものだ。