昨年10月クールの主演ドラマ「きょうは会社休みます。」(日本テレビ系)が高視聴率で終わった綾瀬はるか(29)。ヒロインのこじらせ女子のキャラに綾瀬の天然ボケキャラがピタリとハマり、評判も上々だった。
収録現場では、綾瀬が率先して場を和ませていたという。
「綾瀬は共演者にあだ名をつけるのが大好きなんです。親しく呼び合うことができれば連帯感も高まるというもの。もっとも綾瀬のあだ名はほっこりするのは確かなんですが、どこをどうやったらそうなるのか、首をかしげるような珍名揃いなんです」(テレビ誌記者)
綾瀬は年下の彼氏役で初共演した福士蒼汰に、開口一番「福士くんって積み木に似てるね」と発言。福士の目を点にした。収録2日目には、綾瀬は跳び蹴りをお見舞いしたという。イケメン俳優ながら綾瀬に負けず劣らずのボケっぷりの福士は、「それだけ打ち解けてくれたのか」と大感激したそうだ。そんな福士につけたあだ名は時代劇風の「お福」だった。
一方、11年前の映画「雨鱒の川」で初共演し、翌年リメイクされたドラマ「赤い運命」で再共演。7年前の連続ドラマ「鹿男あをによし」で3度目の共演をし、「きょうは──」が4度目の共演となったイケメン俳優の玉木宏とは、気心も知れた仲。
「年上の玉木をまるで猫のようなあだ名『お玉』と呼んでいた。そのうち綾瀬は何にでも『チン』をつけるようになり『玉チン』に変化。ドラマが中盤に入ると、何と『お玉チン』と呼んでいました」
本名も玉木宏ながら、学生時代でも誰にも呼ばれたことのない珍名に、玉木は当惑しきりだった。
「綾瀬はひらめきの天才。常識では測れないセンスがありますね。ドラマの番宣で同局の『news every.』に出演した際、ニックネームエピソードを披露したんですよ。司会の陣内貴美子のあだ名を即興で頼んだところ、綾瀬は『おじんじん』と命名。陣内におをつけて『おじん』かと思いきや、おじん=おじさん扱いしてはまずいと思ったのか、『おじんじん』に。スタジオ中大爆笑となったんです。ちなみに玉木は当初『共感できない』としていましたが、呼ばれるたびに快感を感じたのか、受け入れた様子。その後開かれた女子大のトークショーで、上機嫌で“綾瀬さんはぼくのこと『お玉チン』って呼ぶんです。”と説明。“『お玉』に『チン』ですよ~”とスペシャルなネーミングにひとり大ウケして、つめかけた女子大生をドン引きさせました」(芸能ライター)
そのうちズバリ放送禁止用語を口走ってしまいかねない危うさもまた、綾瀬の魅力なのかも。