先月、当て逃げ事故による謹慎から復帰したお笑いコンビ、ノンスタイルの井上裕介。東京の「ルミネtheよしもと」で行われたライブで、相方の石田明と約3カ月ぶりに漫才を披露した。
「舞台ではファンの声援に涙を流すシーンもありました。この時の主なネタは石田が井上の事故をいじり倒すというもの。事故の影響で“ツッコミ”を禁止された井上が、9分間ひたすら謝り続けるという場面は見応えがありました」(スポーツ紙記者)
4月13日には、千葉のイオンモール幕張都心で行われた「ハイスクールマンザイ2017~H-1甲子園~」にも出演。そこでも2人は、“井上の自虐ネタ”を展開している。
井上「(ステージを)まんべんなく撮ってください」
石田「何で左車線ばかり撮ってるんですか」
井上「車線って言うな!」
石田「井上がそっちに座ったらそっちにうっすら武智(事故当時の同乗者スーパーマラドーナ・武智正剛)が見える」
井上「ないわ!助手席ないわ!」
と井上をいじり倒し、会場の笑いを誘っている。
「被害者がいるので、本来はネタにするなど不謹慎なのですが、井上が接触事故を起こした相手のタクシー運転手は、テレビ朝日の取材で“もうこれ以上、井上さんを責めないで欲しい”と答えたぐらいいい人。だからこそ、井上も安心して事故をネタにできるんでしょうね」(週刊誌デスク)
確かに、被害者の心が広いからこそできた、この自虐ネタ。「ケガの功名」ではなかろうが、井上は当分、このネタで食い繋いでいけそうだ。