16‐17シーズンの圧巻の強さを見せつけた女子フィギュアスケートの女王、エフゲニア・メドベージェワ選手。個人の公式戦は4月2日に終了した「世界選手権2017」が最後とあって、その後は少しゆっくりできたのかと思いきや‥‥。
「ロシアのメディアに『1週間くらい休めたか』と聞かれたメドベージェワ選手は『国別対抗戦(4月20日~23日)』があるのに休むわけがない。こんなに激しい競争となった今のフィギュアスケート界では1日たりとも1時間たりとも、1分たりとも休むわけにはいかない』と不機嫌そうに答えていました。これはどの国の選手も同じでしょうが、やはり女王といえども激戦の女子フィギュアを肌身で感じているのでしょう」(スポーツライター)
体のために1日だけ休んだそうだが、その1日も文字どおり“休む”ためだけに使ったのだとか。
「本当に1日中寝ていたようです。家に14時に帰ってきて21時まで寝て、また23時に横になって、起きたのは翌朝の9時半だったそうです。自分でも覚えがないほど寝続けたと言っていました」(前出・スポーツライター)
GPシリーズから世界選手権までの張り詰めた闘いの疲れが出たのだろう。体を休めることもまた、アスリートに課せられたトレーニングなのだ。浅田真央引退の報を聞いた羽生結弦選手が一日中寝られなかったと語っていたが、よほど衝撃的な出来事だったことが改めて伝わってくる。
(芝公子)