観客席が360度回転する、アジア初の円形劇場「IHIステージアラウンド東京」(東京・豊洲)が3月30日にオープン。こけら落とし公演となった、劇団☆新感線の代表作「髑髏城の七人 シーズン花」(~6月12日)で、主演の小栗旬を“食う”活躍を見せているのが、俳優の山本耕史だ。
物語の舞台は、織田信長亡き後の、戦国の世。都から遠く離れた関東では、天魔王(成河)が髑髏城を築き、村民たちを苦しめていた。その天魔王に捨之助(小栗旬)、無界屋蘭兵衛(山本耕史)らが立ち向かうというストーリーだ。
「チケットは全席指定でS席1万3000円、サイドS席1万2500円、A席9800円と高額なのですが、前売り券はすべて完売。週末は当日券を求めて長蛇の列ができることもあります。観客席が回るという斬新さと、劇団☆新感線の人気作品という相乗効果で、異例の大ヒットとなっています」(演劇ライター)
主演の小栗旬はダイナミックな殺陣を披露し、演劇関係者や観客からも好評を博している。しかし、それ以上に話題をさらっているのが、蘭兵衛を演じる山本耕史だ。「蘭兵衛が出てきた瞬間、劇場の空気が変わった」「山本耕史は殺陣のスピードが早くてかっこいいー!」など、ツイッターには観劇した客からの最大級の賛辞であふれている。
「もちろん、長身の小栗旬が見せる100人斬りの大立ち回りには迫力がありますが、山本耕史が高い身体能力で、それを上回る神がかった芝居を見せています」(前出・演劇ライター)
おそらく、小栗の奥さんの山田優、山本の妻の堀北真希も夫の雄姿を観劇に訪れていることだろう。
「堀北はこの3月に『愛する家族との幸せな日々を守りたい』と引退。昨年12月には第一子に恵まれました。一方の山田も一時期は危機説が流れましたが、今年第二子を出産。2組ともプライベートは順調のようです」(女性誌記者)
2人のアゲマンぶりを証明したかたちだが、幸せな家庭こそが夫の好調につながっているようだ。