U2のボノが、米ドナルド・トランプ大統領に対して、アメリカで行うU2のコンサートへの出入禁止宣言をした。アイルランド出身のボノは大統領選でトランプ氏に投票した人たちがコンサートに来るのは構わないが、最近のHIV対策予算削減を受け、トランプ大統領には近くに来てほしくないと発言していた。アイルランド版ミラー紙に対してボノは「トランプに投票した人たちは歓迎するけど、本人はお断りだよ」とコメントしている。
一方、30周年を記念して現在ツアー中のU2は、年を取るにつれて故郷ダブリンの自宅を長らく離れるのがつらくなってきたという。現在57歳のボノは、
「だんだん国内に留まるタイプに変わってきたんだ。昔は僕には向いていなかったことだけどね。だってギャビン・フライデイのソファーで寝たりしていたくらいだよ。10代の頃から動き回っていたんだ」
「僕にとってバンドとは、自分にないと思っていた家族の代わりのようなものだったんだ。色々旅行してみたい気持ちもあったし、どこに行っても、そこが家族の場所だった。でも最近になって、僕には帰るところがあると気づいたんだ。それがダブリンだった。パリ公演から帰ってきて、家を歩き回ってみた。僕はよく夜に家を歩き回るんだけど、子供たちが寝ている姿を見たら、自分の家だと実感した。そのおかげで離れるのが辛くなるけどね」
としみじみ語った。