V6の岡田准一が時代劇に主演することが5月23日、わかった。来年公開の「散り椿」で、5年前、葉室麟氏が発表した同名小説の映像化だ。メガホンをとるのは、現在公開中の岡田の主演映画「追憶」で撮影を担当した木村大作氏。「劒岳 点の記」「春を背負って」に続く監督3作目で、初の時代劇となる。
5月15日にすでにクランクイン。岡田は2度目のタッグを組む木村監督に全幅の信頼を寄せており、「すべてを受け止めてくれる方なので、今回も全力で臨めたら」と意気込んでいる。
舞台は江戸時代。岡田が演じるのは、かつて道場で「四天王」と呼ばれた武士。上司の不祥事を告発して藩追放の身となったが、亡き妻の願いを聞き届けて帰郷。藩の不正事件の真相を突き止めるため立ち上がる。かつての親友で恋敵でもあった「四天王」の別の一人を演じるのが、初共演の西島秀俊。2人のガチの対決シーンが見どころのひとつになる。岡田にとって5本目の時代劇。所作などは手慣れたものの、これまでと違って剣を使っての真剣勝負の場面が多々あることから、3カ月にわたって殺陣を特訓、準備万端で取り組んでいるという。
ちょっと気がかりな点がある、と明かすのは映画ライターだ。
「岡田の身長は公称169センチと発表されているが、ファンの間では165センチないというのが定説になっている。映画『図書館戦争』シリーズで榮倉奈々と共演した時、榮倉より1センチ低いだけのはずなのに、並ぶと岡田がかなり低いのがわかった。『追憶』では184センチの小栗旬と共演。一緒のシーンでは岡田が常に小栗を見上げていた。西島は178センチ。2人が刀を交える接近戦では、岡田が頭一つ低いことになり、アンバランスになりそう」
もっともファンにとってお目当てはチャンバラシーンではない。西島との筋肉美ボディー対決だ。西島は4年前の大河ドラマ「八重の桜」で女性視聴者を一気にトリコにし、ブレイクしたマッチョボディーの持ち主。岡田はインストラクターの資格を取るほど格闘技にハマる練習の虫。
2人の筋肉美対決を期待する声は少なくないという。
(塩勢知央)