6月10日に行われた第3期叡王戦段位別予選1、2回戦に勝利し、デビューから25連勝を達成した藤井聡太四段。23連勝となった6月7日には、将棋連盟が扇子を発売し、またたく間に完売したことでも話題になった。
「将棋連盟が四段の棋士のグッズを売り出すのは、15年に編入という形で試験合格した今泉健司四段がプロ入り記念の際に扇子を販売したことはあるものの、極めて異例。藤井四段はこれから段位を上げていくことが確実で、タイトル獲得が期待できる存在ですから,グッズが人気となるのは当然のことでしょう」(週刊誌記者)
将棋連盟の異例の対応。勝負の世界の団体だけに“機を見るに敏”ということだろう。
「以前も『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で、元棋士(七段)の桐谷広人氏が大ブームになった時も、うちわやハンドタオルを連盟のネットショップで販売していました。藤井四段関連グッズで売り切れているのは扇子だけではなく、藤井四段が子どもの頃に使っていたという、駒の動き方が書かれている子ども向けの将棋盤もメーカーで在庫切れ状態なのだとか」(前出・週刊誌記者)
何十年に1人の天才の出現で、小中学生の将棋ブームも本格化しそうだ。
(伊藤その子)