6月20日に最終回が放送された波瑠主演ドラマ「あなたのことはそれほど」(TBS系)の平均視聴率が14.8%をマーク。最終話だけの平均視聴率では、同局の「小さな巨人」の16.4%に次ぐ2位で有終の美を飾った。
主人公の美都(波瑠)は、自分が不貞を働いたにもかかわらず、優しく接する夫・涼太(東出昌大)に嫌悪感を持ち、別れを決意し家を出る。けれども涼太は、離婚届を役所に提出できないでいた。妻を愛するあまり、精神が崩壊していく涼太と、自己中心的な美都の振る舞いに、最後の最後まで視聴者はハラハラドキドキしたようだ。
結果的に涼太は、復縁を匂わす美都に“あなたのことはそれほど愛してない”と突き放し、新たな人生を歩み始める。
この結論に視聴者は「よく言った、涼太。美都、ザマアミロ」「大切なものは失ってから気づく。美都がまさにそう」「みっちゃんのことは、それほど。爽快すぎる!」など、納得のいく展開だったようだ。
テレビ誌ライターは「数字はよかったが、波瑠のドラマ愛が感じられなかった」という。
「最終回を前にして、19日にブログを更新した波瑠は、美都への批判やドラマがどのような結末であっても『自分とは関係ない夫婦のこと』とバッサリ。確かに、役柄と役者本人が違うのは当然ですが、放送前から“関係ない”というのはいかがなものか。美都同様、空気が読めない人だとしたら残念です」
波瑠の出世作となったNHK朝ドラ「あさが来た」のあさ役が好人物だっただけに、今回の役どころは、納得がいかなかったのだろうか……。