「法務省矯正支援官」という存在をご存じだろうか? 2015年に法務省より設けられた制度で、刑務所や少年院を慰問して講演や歌唱、矯正展のテープカットに参加して、犯罪者の矯正に一役買うことを主な目的としている。第一期に続いて、EXILEのATSUSHIや石田純一、元AKB48の高橋みなみなどの歌手や芸能人、著名人が第二期を務める中、浜崎あゆみはこの2年間一度も慰問に訪れなかったという理由から、この役目から外されることとなった。
「今月の12日に霞が関の法務省で第二期の委嘱式が行われたのですが、そこに浜崎の姿はありませんでした。代わりに歌手の大川栄策が加わり、今まで矯正支援官として活動してきた高橋みなみや石田純一ら、合わせて10組13人が就任しました」(スポーツ紙記者)
この委嘱式では、今まで積極的に刑務所慰問を行ってきた俳優の杉良太郎が特別矯正官として、人選についてこう語った。
「2年の中で非常に働いていただいた方と、まったく働いていただかなかった方とに分かれましたね。そこで私たちは、働いてくれる方を優先して委嘱させていただきたいと。まあ、2年のうち一回も(施設に)行っていただいてないのは論外である。差別しました」
もちろん“一回も行っていない”のは浜崎のこと。しかし、浜崎が慰問に訪れることが出来なかったのは仕方がなかったという意見もある。
「最近のあゆは体調不良が続いている。2008年の左耳の内耳性突発性難聴をはじめ、今度は右耳の聴力も衰えてきているといいます。それだけではなく、膝の故障も抱えており、正直満身創痍の状態。それでも5月から全国ツアーも開始しました。刑務所の慰問まで手が回らないのは、無理もないところかもしれません」(音楽関係者)
確かに、今の浜崎は自分のことだけで精いっぱい。責めるのは、酷と言うものだろう。