KPOPに対し、私には「単独ライブは一度しか行かない」というルールがあります。それは常に仕事目線でいるため。何度も行ってしまうと、ファンの目線に変わってしまうので。
それが、1月21日に日本デビューしたBlock Bのライブには、ついに2回行ってしまいました。
2011年に韓国デビューしたBlock B。この4年の間に、彼らは2度の「絶望」を経験します。
一つ目は、タイの大洪水被害時の失言。韓国中から非難を浴び、リーダーのZICOくんが頭を丸坊主にして謝罪。「自殺をしてほしい」という異常な署名運動まで起り、メンバーの一人が心労で入院する騒動に発展して、活動休止状態に。
もう一つは、前事務所との契約問題。20代そこそこの男の子たちが、訴訟、裁判沙汰に巻き込まれます。裁判中には前事務所の社長が自殺するという、地獄のような状況。
私が20代前半にこんな経験をしたら、人生を放棄したくなるし、芸能界なんて絶対辞めます。守ってあげる大人はいなかったのでしょうか?
この事件以外にも、きっとツラい思いをしてきたはず。その彼らが、韓国で2013年「Very Good」で復活し、いよいよ2015年1月21日に日本デビューを果たしました。7人グループですが、よくぞ誰も抜けることなく、ここまでやってきたなぁと感動しました。
彼らの音楽は、基本HIP HOP。メッセージ性が強い歌詞とキャッチーな曲のギャップが人気で、ダンスも子供が真似したくなるような振り付けです。
また、メンバーのバラバラな個性も魅力的。声の高低差や、身長の高低差、顔の作りもみんなバラバラ。得意分野もラップ、歌、ビジュアル、ダンス、トーク‥‥バラバラな個性が重なると、こういう化学反応が起きるのか、と感心します。
私は3回目のライブにも行ってしまいそうです。
(KPOP洗脳家・ローバー美々)
Block B「Very Good」(ジャパニーズVer.)
Block B「Very Good」日本語訳つき
そして2歳児が楽しむ 「Very Good」を是非