7月11日、テレビ放送を調査するニホンモニターが「2017上半期タレントCM起用社数ランキング」を発表。女優の広瀬すずが14社で、男女総合でも単独1位となった。
広瀬は新年に富士フイルム、バレンタインの時期にはロッテ、春先の新生活に向けてのレオパレス21のほか、ジャスティン・ビーバーと共演したソフトバンクなど、出演したCMはどれも強く印象に残るものばかり。こうして上半期の“CM女王”として話題にもなり、企業にとっても申し分ないキャスティングであったと言えよう。しかし、必ずしも視聴者が同様に見てくれているわけではないようだ。
「このニュースに、ネット上では『キャラの印象が強すぎて何の商品かわからない』『出すぎで全部同じ商品のCMに見える』など、広瀬が出ていることしか伝わっていないことを指摘するコメントが多いですね。一方で高評価なのが、9社のCMに出演している俳優の遠藤憲一。いかつい顔立ちながらコメディタッチの演出もこなし、その振り幅が面白がられているようです」(芸能ライター)
最近は、テレビを録画視聴してCMをとばす人が増えつつある。CMを見てもらうためにどうするか。見てもらった際に商品が印象に残るためにはどうするか。そのためには、登場するタレントに求められる役割も今後さらに大きくなっていくだろう。
下半期のCMにも期待したい。