7月19日、NHKは定例の放送総局長会見を開き、情報番組「ごごナマ」のMCを務める俳優の船越英一郎に関して言及した。
船越は女優で投資家の松居一代と離婚調停中。松居はブログで「今日も正しい要望をNHK様に、頼みますよ。今、すぐに、司会者を変えていただこう」と、船越の降板を促す発言を止めない。さらに「1回の出演料、40万円だ」とギャラまで暴露した。
しかし、NHK木田幸紀放送総局長は「引き続き、司会を担当してもらうつもりです」と、現時点での船越の降板を否定。この判断には「英断」「やさしい」など支持する声が寄せられた。
「世論を見れば、船越を擁護したほうがNHKへの風当たりを防げる。事実関係が明確になっていない今、船越を降板させないほうが得策だと踏んだのでしょう」(週刊誌記者)
ただ、NHKが出演者のスキャンダルはもちろん、髪型や言葉遣いにも厳しいことは、タレントの上沼恵美子の過去の発言からもうかがえる。
上沼は1985年から約30年間、「バラエティ生活百科」に出演。そのときのことについて、今年2月に放送された「怪傑えみちゃんねる」(関西テレビ)で、「髪を染めて行ったら、真っ黒にしてください」「その言葉遣いは本番では使わないでください」など、NHKの厳しい規律を明かした。「それで、ギャラ80万円くらい」と不満ものぞかせていたのだ。
「『ごごナマ』の船越は今、完全にさらし者状態です。しかも、時代や番組が違うとはいえ、ギャラは上沼の半分。船越は二重の意味で苦しい出演が続くのかもしれません」(前出・週刊誌の記者)
騒動が去ったら視聴率急落とならないように頑張ってほしい。