7月30日放送の「Love music」(フジテレビ系)に登場したオリジナル・ラブの田島貴男。長年、日本の音楽シーンで活躍する彼が、同じく30年以上のキャリアを誇るロックバンド、エレファントカシマシのボーカル、宮本浩次について言及した。
宮本は、シンガーとしてのカリスマ的な人気はもちろんだが、かねてよりそのキャラクターに注目が集まっており、芸能界にも信奉者は多い。3月26日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)にコメンテーターとして出演した際には、レギュラーコメンテーターの松本人志から「この人はいい。人としての旨味がエグいです。旨味がいっぱい出ますから」と太鼓判を押された。この時も宮本は、コメントを求められて周囲をキョロキョロ見渡すばかりで何も発言しなかったり、まったく質問の答えになっていないことを話すなど「人としての旨味」をさく裂させたのだ。
「宮本のキャラは普段から周囲とはあまりかみ合わない独自性を持っていますが、音楽的才能や表現力は突出していますからね。NHK東京放送児童合唱団に在籍していた当時10歳だった宮本は、76年8月から9月にかけて『みんなのうた』(NHK)で放送された『はじめての僕デス』を歌唱。引っ越してきた少年の自己紹介ソングなんですが、実に心を打つんです。田島は最近になってこの歌を聞いたといい、宮本の歌唱力と表現力を大絶賛していました」(音楽誌ライター)
12年に発症した急性感音難聴および外リンパ瘻も治り、音楽活動を精力的にこなしている宮本。しかし、たまにはバラエティ番組に出演して、人としての旨味をふりまいてほしいものだ。