1980年代後半から90年代中期にかけて活躍した、相田翔子と鈴木早智子による人気アイドルユニット「Wink」。88年にリリースした3rdシングル「愛が止まらない ~Turn It Into Love~」で大ブレイク。翌年発表した「淋しい熱帯魚」で、第22回全日本有線放送大賞グランプリ、第31回日本レコード大賞を受賞し、紅白初出場を果たした。
お人形のように無表情なことから「笑わないアイドル」として、一世を風靡したが、96年3月末をもって活動を停止。その後は、「一夜限り」として、これまで何度かテレビの年末特別番組等に出演したが、再結成の動きはなかった。
ところが、21日付のサンケイスポーツが「Wink22年ぶり再始動へ」と報じ、アイドル評論家として知られるタレントのクリス松村も、8月22日の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で、自身のラジオ番組に相田がゲスト出演した際、再結成の可能性を聞いたことがあると発言。その時相田は「前向き」だったそうで、再結成の可能性を示唆した。
しかし、芸能ジャーナリストは否定的だ。
「ソロ活動を始めた鈴木は、歌から離れて女優業に力を入れていましたが、思うように行かなかった。05年に艶系写真集、09年には艶系ビデオにも出演しました。10年には、俳優との4年にも渡る不貞関係が週刊誌に報じられ、芸能活動を自粛した時期もあった。一方相田は、音楽活動をしつつバラエティ番組で再ブレイク。08年には医師と結婚し、子宝にも恵まれました。2人は今でも親交があり、相田本人は鈴木をバックアップしたい気持ちがあるのですが、鈴木のタレントイメージの問題があるので、相田サイドにとって再結成は受け入れがたいんです」
明暗がくっきりと分かれてしまった2人の再結成は、幻に終わるのか。