11月8日、2種類のコンセプトアルバムを同時発売することが明らかになった中森明菜。その翌週から始まるディナーショーと合わせて、ファンにとっては一足早いクリスマス・プレゼントになりそうだ。
「去年は7年ぶりにディナーショーを復活させ、ファンを喜ばせました。今年は、昨年を上回る14都市18ステージの『CLUB NIGHT』と題したディナーショーが行われます。なんといっても来年は『スローモーション』でデビューして35周年。その直前のリリースとあって音楽業界でも話題を呼んでいます」(音楽雑誌記者)
35周年を前にリリースされるアルバムとは、いったいどんな内容なのか。
「1枚は、全編ディスコサウンドのカバーアルバム『Cage』、もう一枚は、明菜本人がファンだったという角川映画をモチーフにしたオリジナルアルバム『明菜』。2枚とも明菜がデビューした80年代に一世を風靡した“ディスコ”と“角川映画”がコンセプトになっています。当時のファンはもちろんのこと、10代20代にも明菜が歌姫として君臨した80年代の魅力を知ってもらい、ファン層を拡大したいという狙いがあるようです」(前出・音楽雑誌記者)
ファンにとっては待ち遠しいかぎりだが、アルバムやディナーショーに絡めて歌番組やバラエティ番組出演の予定はないのだろうか。
「去年、7年ぶりにディナーショーに出演したことで、音楽番組をはじめ、バラエティ番組、特番まで含めると、なんと50本以上のオファーが来ていました。ところがいずれも『本人が出たくない』の一点張りで、VTR出演すら断っています」(女性誌記者)
体調や精神面でのコンディションを心配する向きもある。
「ディナーショーが終わった後は、ほとんど知る人のいない海外、南の島でゆっくりバカンスを楽しんでいたようです。体調は悪くないようですよ」(前出・女性誌記者)
デビュー30周年の2012年は休養中で、ライブやテレビ出演もなかった。35周年を迎える来年こそ、歌姫の完全復活が待たれるところだ。
(窪田史郎)