16‐17フィギュアスケートシーズンが、間もなく始まる。初のシニア参戦となった本田真凜だが、開幕直前になって、SPのプログラムを変更すると発表した。
「本田はすでに今年のプログラムとして、タンゴの曲を使って振り付けをしていたのですが、コーチの車の中で聴いた曲に衝撃を受け、この曲を滑りたいと変更を願い出たというんです。9月13日から17日に開催される初戦のUSインターナショナル大会では前年のSPを滑り、その直後に振り付けをして、新曲でのプログラム披露は10月下旬のGPシーズン初戦のスケートカナダになるといいます」(スポーツライター)
コーチも「芸術家なので」と太鼓判を押す真凜。妹の望結も過去に姉の真凜について、ジュニアの世界大会の前日夜遅くなって突然お菓子作りを始めるなど、思いつきで行動を取ることが多く家族も驚かされると語っていたが、このタイミングでの楽曲変更は大丈夫なのだろうか。
「滑る本人がしっくりこない、気持ちが乗らないと言うのであれば、楽曲を変えることが良い展開につながることは多いと思います。実際に跳ぶテクニックや内容はこれまで練習しているものを取り入れて組み合わせるわけですからね。ただ、シーズンに入ってから振り付けし、それを初めてのシニア大会で演じるというのはやはり思い切った決断ですね。特に今年は五輪シーズン。例年なら世界選手権を目標にするところを、2カ月早い五輪にピークを合わせるため、各選手が早めに仕上げてきますから」(前出・スポーツライター)
努力家で勝ち気な本田のこと。ぜひとも完璧に仕上げて、ファンの懸念を一掃してもらいたい。
(芝公子)