ハリソン・フォード(73)は今年3月に起きた飛行機事故の様子を鮮明に思い出せないようだ。
2人乗り用の古い戦闘機を操縦していたハリソンは部品の故障によりロサンゼルスのゴルフコースに墜落していたが、墜落直前の記憶を思い出せない状況に見舞われていたのだという。米人気司会者ジミー・キンメルが司会を務めるトーク番組に出演したハリソンは、「覚えてはいるんだけど全てではないんだよ。いくつかは覚えている」「エンジンが止まってしまったのは覚えているよ。タワーも覚えているし、提案されたことも覚えている。予定通りのルートで着陸しろって言われたけど、そうできないってわかっていたからノーと答えたんだ。それが事故の最後の記憶なんだよ」と語った。
頭部裂傷および骨盤と足首骨折を負い、約1カ月の入院生活を送っていたハリソンだったが、今はトーク番組の中でこの苦しかった体験を気軽に話すことが出来るところまで回復しているようだ。
トークの中でジミーが「ゴルフコースに着陸した時、君は『フォース』と言いながら降りてきたんだろ?」とハリソンが出演する新作映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を用いてジョークを飛ばしたところ、「フォー‥‥ド! だったかな」と切り返す一幕もあった。
19年前にパイロットの免許を取得したハリソンは現在11機もの自家用飛行機を所有しているようで熱心な飛行家ではあるのだが今年の事故が初めてではなく、1999年にもカリフォルニアで墜落事故を起こしていた。