9月7日に放送された真木よう子主演のテレビドラマ「セシルのもくろみ」(フジテレビ系)最終回の視聴率は4.3%。初回から視聴率が低迷し、打ち切りがささやかれていたが、最後まで持ち直すことはできなかった。
「前回は真木のツイッター炎上効果からか、自己最高の5.3%を記録したものの、最終回は以前の数字に逆戻り。フジの木曜ドラマといえば通常は10話完結なので、本作が9話で終了したのは、やはり低視聴率のため1話分短縮された可能性が高い」(テレビ誌記者)
最終回の内容も物議を醸した。ラストシーンは突然、場面が飛び、主人公がパリコレのような海外ファッションショーに呼ばれ、一流モデルとしてランウェイデビューするという現実離れした展開。これまでは真木演じる読者モデルが、高級路線でなく庶民派のファッション誌を目指すというテーマを描いてきただけに、この突飛な結末にはドラマを見続けてきた視聴者からも「ありえない!」と呆れ声が飛び交ったようだ。中盤にはまるで「劇中会見」しているかのような、真木による約7分もの演説シーンがあり波紋を呼んだ。
「『数字が落ちているというネットニュースが出るたびにいちいち右往左往するのってどうなんでしょう?』『ネットとかに振り回されるのやめにしませんか?』などと、低視聴率やツイッターでの炎上騒動を思わせるセリフがあり、さらには『撮影を飛ばしてしまって本当にすいませんでした』と真木のドタキャン報道を彷彿とさせる謝罪までありました。これには視聴者から『公開謝罪じゃないんだから』『放送事故みたい』と辛辣な意見が殺到したものです」(前出・テレビ誌記者)
思えば、7月のドラマ開始直後には「伝説にはなると確信しています」とツイッターで語っていた真木。終わってみれば、別の意味で伝説となってしまったようだ。