ケガのため、今シーズンの残りの大会を欠場することになったテニスの錦織圭。9月11日に発表されたATPランキングでは14位にダウンし、3年ぶりにトップ10から陥落した。
そんな錦織があるランキングでは3位に入り、関係者をビックリさせているという。
「アメリカの経済誌『フォーブス』が17年の『テニス長者番付』を発表し、錦織が3位に入ったのです。その金額は3390万ドル、日本円で約37億3200万円。ATPランキング10位(当時)で今年はツアーで優勝していないのには3位にランクインしたことについて“異色”と取り沙汰されているのです」(スポーツライター)
トップ5までの面々をみると、1位がロジャー・フェデラーで総収入6400万ドル(約70億4600万円)、2位がノバク・ジョコビッチで3760万ドル(約41億3900万円)、4位がラファエル・ナダルで3150万ドル(約34億6800万円)、5位がアンディ・マレーで2880万ドル(約31億7000万円)となっている。
「総収入ではなく賞金額だけの順位だと錦織は9位に落ちてしまう。つまり、ツアー未勝利なのに高い広告収入がある希有な存在というわけです」(前出・スポーツライター)
確かに錦織は日本テニス界の期待の星であり、人気の高さはトップクラス。数々の日系企業や日本でビジネスを展開する海外のスポンサーがついているからこその数字といえるだろう。
欠場のため、来季は25位~26位あたりからのスタートになるのではないかとも言われている。復帰のシーズンではあるが、海外では「異色」、国内では「恋人のせい」と言われないためにも、ぜひとも賞金額で上位に食い込む活躍をしてほしいものだ。
(伊藤その子)