いよいよフィギュアスケートの平昌五輪シーズンが開幕する。五輪2連覇への期待がかかる羽生結弦だが、元フィギュアの鈴木明子が9月5日付の日本経済新聞で羽生の“変化”について言及している。
「鈴木によると、羽生は14年のソチ五輪前くらいから近寄りがたい雰囲気があり、いつ肩の力を抜いているのか心配になるほどだったとか。それが今年は、普段は明るくしゃべり、集中したい時にはサッとバリアを張るといった、オンオフの切り替えがしっかりできているのだそうです」(スポーツライター)
羽生は、大阪、名古屋のリンク出身の選手が多い中、仙台出身。ということもあってか、仲間たちとの間にやや距離があるように見えていた。高橋大輔、織田信成、鈴木明子、浅田真央、村上佳菜子らの仲がとりわけよかったこともある。しかし、その世代が引退してゆくと、羽生が日本のエースとして、そして憧れの存在としてみんなを引っ張っていく立場になった。明るく振る舞うようになったのも、後輩たちに無用な緊張感を与えたくないという、羽生なりの気遣いなのかもしれない。
(芝公子)