体操世界選手権・団体で37年ぶりの金メダルで喜びにわく男子日本代表団。そんなシーンでチラリと垣間見えた「アレ」に驚いた人も多かったかもしれない。
アレとは、海外からの日本旅行ブームで、観光地や街のあちこちで目にすることの多い「自撮り棒」。自分で自分を撮影できる、あの長い棒のツールだ。
10月4日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)に登場した選手たちに、彼らが使っていた自撮り棒に話題が及ぶと驚きの事実が判明。
「奥さんが持ってて、ちょっと試しに撮ってみたら意外とおもしろかったんで、持って来ちゃったんです」
と答えたのは、なんと内村航平選手だ。
「スポーツの試合の現場に自撮り棒を持ち込むことは年々厳しくなっていて、今年のテニス・ウィンブルドン選手権では試合会場内での自撮り棒の使用を禁止して話題になりました。ショーのような演出で繰り広げられる体操の大会なら違和感はないかもしれませんが、競技会場は本来ストイックな空気がみなぎるところ。そんな場所で選手がみずから自撮り棒を使うとは、時代が変わったといわざるをえません」(元体操競技指導者)
プレミアリーグのトットナムのほか、ローマのコロッセオ、アメリカのディズニーランドなど、さまざまな分野で“自撮り棒NG”を打ち出す流れの昨今。今回の内村の自撮り棒が話題になれば、必然的に体操競技会場にも“自撮り棒NG”の流れはやってくるのでは?
(大門はな)