元SMAPの香取慎吾が2001年10月からMCを務めてきた「SmaSTATION!!」(テレビ朝日系)が16年間の歴史に幕を下ろした。
番組冒頭から香取は「今日もいつも通りと思ったんですけど、ちょっと驚きのサプライズが」と背後の東京タワーを振り返り「東京タワーがSmaSTATIONカラーに!信じられない!ありがとう」と感極まった。
特集が終わると、最終回のゲスト・山本耕史と「最後が山本さんでよかった」とガッチリ抱擁。ここで進行役の大下容子アナが「時間があるようなので、少し話しませんか」と促すと、香取は「本当に残念ですよ。ずっと続けたかったし、スタッフの皆さん、大下さんと新しい道を選んで進もうと思って、みんなで続けたいと思っていたスマステが終わってしまうことは皆さんに申し訳ないです」と涙ぐみ「699回、あと1回やりたかったなあ」と本音を吐露した。
それにしても、ジャニーズを退所した稲垣、草なぎ、香取のレギュラー番組の中で、視聴率も悪くない「スマステ」だけがなぜ終了せざるをえなかったのか。
「中居正広の『身になる図書館』は視聴率が低迷してもタイトルや企画内容を変更して存続を決めた。しかも10月からは東山紀之の大型情報番組『サンデーLIVE!!』がスタート。同時に10月期の連ドラ『重要参考人探偵』はKis-My-Ft2の玉森裕太が主演、NEWS小山慶一郎も出演します。テレ朝では木村拓哉の連ドラ起用も噂されており、好調の『スマステ』との扱いに大きな温度差を感じますね」(テレビ局関係者)
かねてよりテレ朝はJr.の稽古場を提供していたこともありジャニーズとは蜜月関係にあった。今回の編成もジャニーズの圧力ではなく、テレ朝サイドの“忖度”の可能性が強いという。
「昨年のSMAP解散発表の際、情報番組『ワイド!スクランブル』で司会の大下容子アナが『香取さんは何よりSMAPとファンのことを愛している。その香取さんが解散という結論を出されたことに非常に不条理なものを感じます。メンバーどなたも悪くない』と語り、ファンの称賛を浴びました。それほど大下アナと香取の絆は深い。ただ、この事務所批判とも取れる踏み込んだ発言に局が反応したのでは? スマステを存続させるために大下アナの交代も選択肢にあったようですが、16年間の盟友である大下アナの降板を香取が受け入れるはずもないということで、終了のやむなきに至ったと見られています」(前出・テレビ局関係者)
香取と大下アナのゴールデンコンビは、もう見られないのか。