安倍首相が9月25日に解散総選挙を表明。「このハゲー!」発言の豊田真由子議員、そしてダブル不貞疑惑の山尾志桜里議員については、いずれも離党したことで当選はかなり厳しい情勢と見られる。
この2人に、上西小百合議員を加えて「3コケ代議士」などと揶揄されているが、上西氏は早々に「勝てない」として立候補を断念。賢明な判断と思われた。ただしこの3人、地元での評判は大違いだという。週刊誌の記者が耳打ちする。
「議員としての評判は地に墜ちた上西議員と豊田議員ですが、実は地元ではいまだに人気。駅前での辻立ちやお祭りなどでは、記念写真を求める列が長く伸びているのです。上西議員はもともと愛想がよく、しかも目立ちたがり屋なので記念写真が大好き。そして豊田議員はお詫び行脚の中で笑顔を絶やさない対応を身に付け、『東大卒の役人出身なのに偉ぶらない』と、こちらも一部の有権者からは評価を上げています」
それに対して山尾議員は「家族への嫌がらせがあった」として雲隠れを決め込んでおり、記念写真などあり得ない状況。もとより女性有権者に嫌悪感を抱かれる不貞報道が原因で離党しただけに、たとえ人前に出てきたとしても、写真を求められる機会は少ないのかもしれない。
「とはいえ記念写真の人気と、議員としての支持はまったく別物。豊田議員がどんなにニコニコしたところで、彼女に投票する理由にはならないでしょうね。実際、上西議員は過去2回の選挙でいずれも小選挙区で負けていますし(比例復活)、有権者としては『テレビでよく見る有名人と写真が撮れた!』という感覚にすぎないわけです」(前出・週刊誌記者)
記念写真を撮れるのもあとわずか?
(白根麻子)