10月14日スタートの新ドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)に主演する嵐の櫻井翔。櫻井にとって連ドラ主演はじつに4年半ぶり。会社の移動命令によって商社マンから急きょ私立高校の校長になるというストーリーだ。
撮影はすでにクランクアップしており、櫻井は初の校長役を終えて「校長って孤独だな」と感じたこともあったと雑誌の取材で語っている。なんでも、担任役の蒼井優と生徒役の高校生と、校長役である自分と高校生との距離感が違っていたようで、櫻井は自分から話しかけて距離を縮めていたという。自分の学生時代を振り返っても、学生は担任には話をしに行っても、校長のところには行かなかったから仕方がないとも話していた。
櫻井の高校時代はジャニーズJr.として活動。高校卒業とともに辞めようと考えており、こんなに長く続くとは思っていなかったと情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)のインタビューで答えている。また「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)にTOKIOの松岡昌宏がゲスト出演した際、櫻井はピアスをして茶髪の襟足を伸ばしている割には堅いところもありキャラがブレブレだったと過去の自分を振り返って、松岡からその期間を「ヤンチャと大人になりかけの“翔の狭間”」と評された。
しかし、ジャニーズ初の慶應大という高学歴で、ニュースキャスターを務めることになってキャラが定まり大きく躍進。先の取材では「次の仕事のための今の仕事。今頑張らないと次につながらない。未来のための今を頑張る」と語っている。今回のドラマでは、櫻井の学生時代の悩みと似ていた内容の話もあるといい、その回は個人的にも好きだという。
茶髪&ピアスのチャラ男を辞め“翔の狭間”を抜け出した櫻井は、高校生役の子供たちについて「右も左もわからないからこそできることってあると思う」と言う。25歳の時にドラマ「山田太郎ものがたり」(TBS系)で高校生を演じ、10年後に校長先生になった櫻井は、役者としても人間的にも長足の進歩を遂げたようだ。
(琴葉)