元SMAPの香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎らが所属する株式会社CULENに、「タッキー&翼」の活動を停止したばかりの今井翼も合流するとの噂が浮上、本人がすぐさま否定する事態となっている。それでも他のジャニーズメンバーのCULEN移籍を期待するファンもいるなか、本来ならジャニーズ事務所とべったりのはずのテレビ局からも、このムードを歓迎する声があがっているという。テレビ誌のライターがささやく。
「CULENに所属した3人は11月にAbemaTVで放送される『72時間ホンネテレビ』に出演することが決定。ツイッターアカウントも立ち上げるなど、ネットへの進出を本格化させています。これはネットと放送の融合をもくろむテレビ局にとっては願ってもない動きと言えるでしょう。ジャニーズはかたくなにネット進出を拒否していますが、それがすっかり時代に合わなくなってしまい、テレビ局としてもビジネスの妨げになっている状況です」
ジャニーズはネットと距離を置いており、かつては番組の公式サイトにさえ所属タレントの画像を使わせなかったほど。最近は多少緩和したものの、バラエティ番組のネット配信はいまだに禁止なのが実情だ。それがテレビ局の収益にも影響を及ぼしているというのである。
「たとえば日本テレビ系のネット動画サービス『Hulu』では、関ジャニ∞の村上信五がMCを務める人気バラエティの『月曜から夜ふかし』は配信できません。他局も同じような状況で、ネット展開の重しとなっています。それがCULENに移った元ジャニーズ組ならおそらく問題なくネット配信ができるはずなので、この趨勢がジャニーズ事務所にも影響を与え、番組のネット配信が解禁されるのではという期待がふくらんでいるようです」(前出・テレビ誌ライター)
それこそ草なぎがレギュラー出演する「『ぷっ』すま」(テレビ朝日系)や、稲垣の「ゴロウ・デラックス」(TBS系)も今後、ネットでの配信が期待されている。少なくとも時代はCULENの3人に味方しているのかもしれない。
(金田麻有)