マッパ芸人のアキラ100%が「明石家さんまのコンプレッくすっ杯」(テレビ朝日系)に出演し、その仕事に対する真摯な姿勢がさんまを大いに驚かせた。
「単なる賑やかし芸人と思われがちですが、とんでもない。本番前、出演者がまだ誰もいないスタジオのセットへ一番乗りすると、本番で反射によって局部が映ってしまいそうな箇所がないか自分の目で入念にチェック。さらに出演者に配慮してフレームイン直前まではパンツを履いてガウンを羽織り、本番終了後も他の出演者にお尻を向けるなどの失礼がないように気を使って移動しています。その神経の細かさはスタッフ以上と言われています」(番組関係者)
こうした入念な準備と気配りが、マッパ芸を支えていると言っても過言ではないという。しかし、限界を指摘する声もある。
「バナナマンの設楽統は、アキラ100%がR-1グランプリで優勝した直後に『ひな壇に座る番組に出演したら不自然だ』『街をぶらぶらするロケに参加できない』など、その将来を不安視していました。R-1グランプリで優勝したからといって仕事が保証されているわけではなく、大物噺家からのクレームやBPO問題もあり、一発屋に終わる可能性が高いと指摘する声も聞かれます」(スポーツ紙記者)
そういった声はあるものの、アキラ100%への仕事のオファーは未だ尽きない。
「近頃は単なるお盆芸の域を出て、番組『金曜★ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、男子チアリーディング、トランポリン、ウォータースライダー、ボウリングなど様々な競技種目にマッパで挑戦。さらに特番では、温泉地を巡り、グルメを堪能するなど仕事の幅も広げています。本人が研究熱心なので、まだまだ伸びしろはあると思いますよ」(放送作家)
いずれは、情報番組などで司会をやってみたいと夢を語っていたアキラだが、服を着るのはまだ当分先のようだ。
(窪田史郎)