NEWSきっての知性派といえば小山慶一郎。いまや報道番組「news every.」(日本テレビ系)でのニュースキャスター姿が板についている。だがその本質は皆にイジられる愛されキャラだ。
そもそもNEWSは、2003年に9人で船出した。当時の2大看板は山下智久と、関ジャニ∞と兼任していた錦戸亮。その“絶対エース”の1人である山下を巡って、小山はまんまと騙されたことがあるという。
「加藤シゲアキが小山に『今回の新曲をもって山下君が脱退する』という内容のメールを送ったんです。信じた小山が『え、なんで』と返すと、加藤は『わかんない。内緒にしてくれ』と返信。小山は鵜呑みにし、山PがいないとNEWSはやっていけないのではないかと弱気になった。あまりの落ち込みように加藤は『今日は何の日か知ってる?』とメールでタネ明かし。その日はエイプリルフールでした。ちなみに小山の返信は『火曜日』だったとか(笑)」(アイドル誌ライター)
ただ皮肉なことに、このわずか数カ月後の2011年10月にエース2人はそろって脱退。それまでにも、メンバーの脱退、謹慎処分、芸能活動自粛、グループ活動の休止などがあったため、エースを欠いた残留組はドン底を味わうことになった。
「今は結成時の半数以下の4人。しかし、再スタートしてから現在のスタイルになった新生NEWSは、バラエティの手越祐也、報道の小山、小説家の加藤、バラエティ&衣装担当の増田貴久と役割分担がはっきりしたことで、大きく育ちました。かつてのSMAPのように、メンバー脱退をバネにできた成功例といえるでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
メンバーの役割ははっきりしたが、小山のイジられキャラは変わらない。最年少の手越に、カメラが回っていないところでドッキリを仕掛けられていることが、その証拠だ。
(北村ともこ)