関西発のジャニーズタレントといえば、初代がKinKi Kids、2代目が関ジャニ∞で、最新がジャニーズWEST。特色はそれぞれ違うが、3組ともドームクラスの会場を満員にさせた実績がある。
そんな関西ジャニーズの中で年少ユニットにあたるWESTの濱田崇裕は、関西ジャニーズJr.時代、先輩である関ジャニのある言動に震え上がったことがあるという。アイドル誌のライターが話す。
「ジャニーズのオーディション当日、濱田は会場に向かうため友達と地下鉄御堂筋線に乗っていた。梅田からなんばへ向かう間のこと、座席に腰掛けていると目の前に2人の男が立った。1人は金髪で革ジャン。その男がつり革に両手をかけたままガラの悪い感じで『どっから来てんの?』と聞いてきたそうです。濱田は緊張しながら『あっ、僕は兵庫で(仲間を指して)大阪の子で…』と答えるのが精一杯。その後、ただならぬ雰囲気を察した駅員がやってきて濱田たちに声をかけた。どうやらカツアゲとカン違いされたようです(笑)」
ガラの悪そうな男たちの正体は、当時まだJr.だった渋谷すばると村上信五。2人は地元のローカル番組に出ることはあったが、先輩のバックダンサーが主な仕事。顔が売れているほどではなく、駅員も当然知らない。そのため「ジャニーズです」とは恥ずかしくて言えず、「友達です」と言って逃げたそうだ。
「駅員たちは不信感に満ちた視線を投げつづけていたそうです。この“電車事件”は濱田にとってとてもショッキングな出来事だったと話していました」(前出・アイドル誌ライター)
そんな3人が今では音楽特番で共演している。恐怖体験はいい思い出に変わったということなのだろう。
(北村ともこ)