10月期ドラマ「コウノドリ」(TBS系)に出演中の坂口健太郎。8日放送のトーク番組「ボクらの時代」(フジテレビ系)に有村架純、森川葵と出演した坂口は、「最近驚いたことがあった、電車の中で女子高生2人の会話が聞こえてしまった」と話し始め、その女子高生が「坂口健太郎はいつも報われないか、クズか、最終的に恋に破れる役しかやらない」と話していたのを聞いて、衝撃を受けたそうだ。
たしかに坂口健太郎の一般的イメージは、可哀想な役という印象が強い。7月期ドラマ「ごめん、愛してる」(TBS系)では、主演の長瀬智也とヒロインの吉岡里帆との三角関係に、映画でも「ヒロイン失格」「俺物語!!」、そして現在公開中の「ナラタージュ」と、立て続けに三角関係の“報われない方”を演じている。
「その報われないところが“可哀想萌え”を誘発するのです。観ている方は『もったいない』『こっちの方がいいのに』『じゃあ、私が…』と妄想を膨らませる。もちろん“可哀想萌え”はイケメンであることが大前提ですが、こうした役が続くと、どんどん人気も上がっていく。むしろヒロインと結ばれる男の役よりオイシイと言えるのかもしれません」(女性誌編集者)
「可哀想萌え」に当てはまるもう一人の代表が高橋一生だ。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」では井伊直親(三浦春馬)と、直虎(柴咲コウ)をめぐり三角関係になる小野政次を演じている。磔にされ、愛する人に刺し殺された最期は視聴者の心に深く刻まれ“政次ロス”まで引き起こした。現在は朝ドラ「わろてんか」に出演中だが、ここでも、松坂桃李演じる北村藤吉と三角関係になる設定。てん役の葵わかなが藤吉のことが好きだとわかると静かに見守るという、報われずとも男前な役だ。高橋の人気が一段とアップしそうな予感がむんむんする。
今後も「可哀想萌え」な役柄は増えていくに違いない。
(琴葉)