ゲーマーでなくとも、女子たちに人気のある「どうぶつの森」シリーズはご存知だろう。任天堂から発売されているゲームで「NINTENDO64」で01年に発売されて以降、その後も後継機でシリーズ展開し、いまだ人気を集め続けているゲームである。
どうぶつたちが暮らす小さな村で、村民たちと楽しく交流しながら生活をしていくこのゲーム、一般的なものと比べて、特にノルマや時間制限は課されておらず、自由に生活を楽しみながら進めていけるところも子供に人気の理由だろう。
そんな「どうぶつの森」シリーズには、村民同士や両親とやりとりできる「手紙」機能がある。この手紙は随時届くものだが、その内容がしんみりと胸に染みわたるのだ。なかでも、感動的な手紙の内容を紹介しよう。
「○○へ。おめでとう。あなたのためにフルコース。わかってるけどつくっちゃった…ハッピーバースデー! ははより」
これは、家具のプレゼントと共に贈られてきた母からの手紙の内容である。実際の母よりも愛情を感じるのは気のせいだろうか。
また、友人からはこんなひどい手紙も届く。
「イケテない ●●へ。 おたくのくださった おてがみ、イミがわからないわ! …あたしをバカにしてるの?とにかく、とてもふゆかいだわ! さよなら!サラより」
時にはお空に浮かぶお星様から手紙が届くことも。
「ほしにねがった ●●さん ながれるほしにアナタはねがいをささやいたのですね。ちゃんときこえましたよ。そのいのりにこたえましょう。アナタのねがいは、かなえられますよ」
う~ん、なんとも哲学的なニオイすら感じるこのゲーム。このしんみりと感動できる世界は、子供だけにはもったいないかもしれない。