TOKIO・国分太一といえば、平日午前のお茶の間のアイドル。情報・報道番組「ビビット」(TBS系)ではメインキャスター、同番組終了後、フジテレビ系でスタートする「国分太一のおさんぽジャパン」では散歩人となって、日本中を歩き回っている。
地上波で2本の帯番組を持っているのは、ジャニーズでただ1人。稼ぎ頭といっていい。そんな国分だが、13歳でジャニーズ事務所に入ったとき、父親に大反対されたという。
「父子の間で、さらに亀裂が生じたのは、高校生のとき。お父さんが『せめて高校だけは卒業しろ。高校を辞めるなら、国分家を出ろ!』と激怒。国分は本当に家を出てしまい、合宿所に入ったんです」(アイドル誌編集者)
父に反発して家を飛び出した国分だが、初めての給料をもらったときは両親を焼肉店へ招待したという。国分の父は普段、夕食時にお酒を飲むため、炭水化物を摂らない。だがその夜に限っては、白飯ばかりを注文し、米でお腹を満たして息子の負担を減らそうとしたそうだ。
「そんな気づかいを知った国分は『親父、そんなことやめてくれよ』とお願いし、父は肉をオーダーしたそうです。母親と3人で涙を流しながら食べたのだとか」(前出・アイドル誌編集者)
こんな感動的な一夜があっても、一度できた溝はなかなか埋まらなかった。半絶縁状態は、その後も続く。そこで国分は初の出演ミュージカルに両親を招待。関係回復に努力した。
「お父さんは観に来てくれたのですが、『太一が舞台に立っている姿は観ていられない。胃が痛くなる』と劇場から出てしまい、ロビーでタバコを吸っていたそうです」(前出・アイドル誌編集者)
今では、一家の大黒柱として、ジャニーズアイドルとして盤石の地位を築いた国分。もちろん父親とも幸せな親子関係を取り戻せたという。
(北村ともこ)