2000年代、若者の間で大人気だった「恋愛観察バラエティーあいのり」(フジテレビ系)が8年ぶりに復活。司会にはゲス不貞騒動を巻き起こしたベッキーが起用され、話題となった。
ベッキーに加え、お笑いコンビオードリーの2人や、女子高生に人気の高いモデルの大倉士門や河北麻友子など、豪華出演者で彩られ、人気番組の復活に世間は大いに盛り上がっているように見えた。
ところが、イベントに参加した女性ライターはこう耳打ちする。
「11月1日から5日までの間、若者の流行発信地でもある渋谷109前で、『あいのり』のラブワゴンと記念撮影ができるイベントが行われたんです。“渋谷ラブワゴン”とハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、抽選で3名に20万円分の旅行券が当たるという、豪華な特典付きでしたが‥‥。実際イベントに参加してみると、写真撮影に並んでいたのは数名で、近くにいたスタッフから、『SNS投稿数が20人とかなり少なくて、当たる確率が高いので投稿して下さい』と呼びかけられましたよ(笑)」
確かに、インスタグラム上の“渋谷ラブワゴン”の公開投稿数は大きなイベントのわりに多くないように見えた。前出の女性ライターが続ける。
「爆発的な人気があった『あいのり』ですが、やはり8年も前の番組。渋谷109に集まるギャルたちが名前を聞いてもピンとこなかったのかもしれません。しかし、同時にラブワゴンの形をした絵馬が展示できるイベントも行われていたんですが、そこには『あいのり』を知らないギャルたちも多数参加していましたから、イベントをキッカケに、新シリーズが若い世代にも支持されるかもしれませんね」
出演者が他のメンバーを怒鳴りつけるなど、過激な内容も話題となっている「新あいのり」。今の世代に受け入れられるかが今後の課題になりそうだ。
(佐藤ちひろ)