人気お笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉と渡部建が、20日に放送されたバラエティ番組「しゃべくり007」(日本テレビ系)に揃って出演。2人のガチなやりとりに不快感を示す声が殺到している。
この日のアンジャッシュは「しゃべくりメンバーに謝罪したいお2人」として紹介され、今夏に放送された「24時間テレビ」で児嶋が歴史的なスベりを演じたことを謝罪するために登場。そのスベりとは、渡部の結婚式を想定して児嶋がスピーチ読み、何とも言えない空気にしてしまったシーンを指すのだが、その流れで10月に行われた渡部の実際の結婚式での児嶋のスピーチについて話が及んだ。
その本番のスピーチで児嶋は、渡部をたっぷり持ち上げたあと最後に「渡部をこの世界に誘ったのはこの俺です。俺に感謝しろ」とオチをつけたとのこと。しかし渡部は「すごいガッカリした」「一気に気持ちが冷めた」とこれを酷評。というのも渡部には、相方のスピーチたるもの、言ったことがないことや今の思いをダイレクトにぶつけるものという認識があったそうで、それに反して児嶋のスピーチは、過去にバラエティ番組などで散々使ってきた定番の流れだったというのだ。
散々な言われように児嶋も「お前ふざけんじゃねえよ」とツッコんでいたが、渡部から「これマジ! 今のはイジリじゃない。マジで嫌だった」と言われ沈黙。期待が大きかったからこそ失望したと渡部は語っていたが、お茶の間の反応は概ね児嶋に同情的なようだ。ネット上には「普通はスピーチしてくれただけでありがとうなんじゃないのか」「児嶋が普通に可哀想に見えるのは俺だけか?」「イジメにしか見えなくて、全然笑えなかった」「自分だって食レポはお世辞だらけ」「佐々木と結婚して渡部はさらに調子乗ったな」など、渡部批判が殺到している。
「そもそも、アンジャッシュの仲は微妙といわれ、児嶋も自分の結婚式に友人や後輩芸人は招待しても渡部は呼ばなかったような間柄。それでも相方のために、1ヵ月半かけてスピーチを考えたといいますから、そこまでボロクソに言わなくてもと視聴者にも同情されたのでしょう。ましてや2人のトーク力の差を考えれば、言い争いになれば渡部が圧勝するのは明白。そんな児嶋が言われたい放題言われたあとで力を振り絞って口にした『いやいや、これは笑えないです』というのがリアル過ぎて、視聴者の心に響いたようです」(エンタメ誌ライター)
イジリ倒して児嶋の面白さを引き出す芸風もわかるが、さすがに今回はやり過ぎたようだ。
(田中康)