華やかで憧れの仕事といわれる女子アナだが、「30歳定年説」が囁かれる厳しい業界でもある。そんな中、カトパンや田中みな実ら30代になってもフリーとして華々しく活躍する女子アナがいる一方で、異業種に飛び込み話題になっている元女子アナもいる。例えばフラワーアーティストになった、元テレビ朝日の前田有紀さんだ。
「テレ朝入社6日目で、人気のサッカー情報番組『やべっちF.C.』のアシスタントに抜擢され、ラクロスで鍛えた明るく親しみのあるキャラが、スタッフやタレントはもちろん視聴者にも愛されてきました。入社10年の節目に突如テレ朝を退社した時は、上司との不和説なども話題になりました」(スポーツ紙デスク)
退局後、前田さんはガーデニングの本場である英国に留学。フラワースクールに通った後、古城が美しい英国中央部コッツウォルズ地方に移り、見習いガーデナーとして勉強を続けてきたという。
「帰国後、俳優・勝地涼の実家でもある都内の生花店で働いている姿が、マスコミでも紹介されました。元人気女子アナがなぜ花屋の店員をしているのか、当時話題になりましたね。今では結婚式やイベントで飾る花の企画会社を設立、花のオンラインストアにもフラワーアーティストとして参加しています。彼女にはこの仕事を成功させて、元女子アナが転職しても成功できるところを証明してほしいですね」(前出・スポーツ紙デスク)
実は、異業種に進出して話題を呼んだ元アナウンサーは少なくない。とくにフジテレビ出身の女子アナたちの第二の人生は華麗だ。
「菊間千乃さんは今や弁護士。深澤里奈さんは茶道家、大橋マキさんも英国留学を経てアロマテラピスト、そして高木(旧姓:杉浦)広子さんは“HIROKO”と言う名前で美容研究家として活躍しています。タレント性が強く視聴率三冠王時代のフジテレビの女子アナには、それだけブランド力があったのでしょう」(放送作家)
前田さんの後輩にあたる青山愛アナは今年6月、宇佐美佑果アナも「海外留学」を理由にテレビ朝日を退社。女子アナ引退後の第二の人生で、是非ひと花咲かせてもらいたいものだ。
(窪田史郎)